青森県の概要
青森県といえば、やはりなんと言っても最初に連想されるのは「りんご」でしょう。なんと日本産のりんごのおよそ50%が青森県で生産されており、「ふじ」をはじめ、「つがる」「紅玉」「世界一」「ジョナゴールド」「王林」などが有名ですが、最近では新しい青森の品種である「北紅」「星の金貨」なども人気が出始めています。また、りんごの他にも、ニンニクやカシスも日本一の生産量となっています。
青森県は西側である日本海側を「津軽地方」といい、東側である太平洋側を「南部地方」といいます。県庁所在地である青森市や、弘前市、黒石市、平川市、つがる市、五所川原市などが津軽地方に分類され、むつ市、十和田市、三沢市、八戸市などが南部地方に分類されます。津軽地方も南部地方も広さとしてはほぼ同じですが、人口の多い自治体が津軽地方に多いため、人口は津軽地方の方が多くなっています。
青森県の相続税発生件数と発生割合は低い
仙台国税局の令和2年度 都道府県別相続税課税状況のデータによると、青森県の相続税の課税件数は年間で532件であり、全国的に見ても少ない件数となっています。
もともと人口が少ないという点もありますが、死亡者に対する相続税課税割合を見ても2.97%(全国46位)のため、相続税が発生するのは、概ね100人に3人程度ということになります。
また1件当たりの相続税額も約824万円と全国平均の半額以下です。
青森市、八戸市、弘前市で相続税が発生しやすい
青森県で相続税が課税されやすいエリアは、青森エリア、八戸エリア、弘前エリアです(それぞれ、市を中心にして町村を含むエリア)。
それぞれの人口は、青森市が約28万人、八戸市が約22万人、弘前市が約17万人ですが、相続税の課税件数もこの順番であり、青森エリアが150件、八戸エリアが138件、弘前エリアが83件です。
青森県は相続税に強い税理士が少ない可能性
青森県の税理士の登録数は、2022年3月末時点で、279人です。
都心部と比較すると、相続税申告の件数が少ないため、相続税申告の経験自体が少ない税理士がいると考えられます。
税理士なら誰でもよいわけではなく、相続税に強い税理士に依頼するのが良いでしょう。