千葉県で申告期限直前の相談に対応している税理士

千葉県で申告期限直前の相談に対応している税理士一覧

全部で3件の税理士事務所が見つかりました
  • 山下桂税理士事務所3

    山下桂税理士事務所

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    [電話受付]平日  9:00~20:00 土日祝 14:00~18:00
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  • リヴィエール税理士事務所

    リヴィエール税理士事務所

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  • はざま会計事務所

    はざま会計事務所

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1.千葉県について

千葉県と言えば、東京からのアクセスもよく、レジャースポットとしても大変人気がある地域です。中でも千葉県にある「東京ディズニーランド」および「東京ディズニーシー」は日本全国のみならず、海外からの旅行者にも人気のスポットとなっています。

また、東京都と千葉県を繋ぐ東京湾アクアラインの「海ほたる」は、はとバスの定番観光スポットでもあり、とても人気があります。また、幕張にある三井アウトレットパーク幕張は、2015年にグレードアップして再オープンし、東京駅から30分程でアクセスできるということもあり、人気を博しています。

千葉

このように観光が盛んなイメージの一方で、千葉県は産業についても活発な地域としても知られています。特に工業においては、従業員4人以上の事業所の製造品出荷額等がなんと13兆33億円にものぼり、これは全国6位の金額となります。
業種としては、石油、石炭、化学、鉄鋼などまさに日本の産業を下支えしている重要な業種が多くを占めています。これは昭和初頭に、県が積極的に工業誘致を進めたことによるもので、かつては醸造業が盛んだったそうです。今では、重化学工業系の企業の進出が目覚ましく、東京湾臨海部は有名な工業地帯となりました。

そんな千葉県ですが、相続税の事情はどうなのでしょうか。

2.首都圏では低いが、全国レベルでは高い課税割合

千葉県の相続税発生件数は6,186件、実際に課税された件数は4,636件となっています。どちらも多い数字なのですが、首都圏ではどちらも5,000件を超えています。つまり、人口による差もありますが、千葉県での相続税の発生件数はあまり多くないことが分かります。

課税割合は8.22%で、東京都、神奈川県、埼玉県に次いで関東地方では4位の割合です。全国では12位の高さとなっており、高い割合で相続税が発生しています。しかし、全国の首都圏では課税割合が10%を超えていることが多く、順位は高いものの首都圏では低い割合となっています。

また、相続1件あたりの納付税額は1,536万5,000円で全国10位の高さです。首都圏では2,000万円前後を記録していることが多いため、こちらも首都圏の中では高い課税金額とはいえません。ただ、全国的に見れば高額な相続税が課税される可能性が高く、適切な対策が講じる必要があります。

3.エリア毎の課税割合詳細データ

2016年度の千葉県内の税務署をエリアごとに相続税に関するデータを表にしました。千葉県は東京都のベッドタウンとして機能しているため、人気や需要が高い東京近郊の地域ほど課税割合が高くなる傾向があります。

税務署名管轄地域申告
件数
課税
件数
1件当り
納付税額
(万円)
申告割合課税割合
千葉東中央区(※) 花見川区(※) 稲毛区(※)
若葉区 美浜区(※)
5664311,34113.59%10.35%
千葉南中央区(※) 緑区 市原市3913061,0748.91%6.98%
千葉西花花見川区(※) 稲毛区(※) 美浜区(※)
習志野市 八千代市
7025211,77513.99%10.38%
銚子銚子市 旭市 匝瑳市1331158765.57%4.81%
市川市川市 浦安市7995502,26418.58%12.79%
船橋船橋市6414481,71513.25%9.26%
館山館山市 鴨川市 南房総市
鋸南町
1301086856.08%5.05%
木更津木更津市 君津市 富津市
袖ケ浦市
1991707805.83%4.98%
松戸松戸市 流山市 鎌ケ谷市8616412,05013.64%10.16%
佐原香取市
神崎町 多古町 東庄町
90715285.47%4.32%
茂原茂原市 勝浦市 いすみ市
一宮町 睦沢町 長生村
白子町 長柄町 長南町
大多喜町 御宿町
1671262,6995.28%3.98%
成田成田市 佐倉市 四街道市
八街市 印西市 白井市
富里市 酒々井町 栄町
6104617549.81%7.42%
東金東金市 山武市 大網白里市
九十九里町 芝山町 横芝光町
1311076085.09%4.16%
野田市 柏市 我孫子市7665811,49113.13%9.96%
千葉県計6,1864,6361,53710.97%8.22%

※中央区の死亡者数については千葉東税務署と千葉西税務署で半分に分割
※花見川区、稲毛区、美浜区については平成22年国勢調査の人口比より死亡者数を推測

3-1.千葉市内と近隣市の相続税申告状況

3-1-1.中央区・花見川区・稲毛区・若葉区・美浜区

千葉市内の大半の区を占める、中央区、花見川区、稲毛区、若葉区、美浜区を有する千葉東税務署の管轄。中央区には千葉駅を中心とした商業地が形成されており、さらに千葉県町や裁判所などの行政機関も集中しています。そのため、このエリアでは千葉県の核を担う中心エリアとして機能しています。

このエリアの課税割合は10.49%で県内で2位の高さを誇っています。中央区は千葉市内で最も地価が高く、6市中1位~5位を占めています。この地域の地価は若葉区以外千葉県の平均を超えており、この地価が高い課税割合を記録している要因だといえるでしょう。

また、千葉市の平均所得は県内で6位という高さで、このエリアの1件あたりの納付税額は約1,775万4000円と県内3位となっています。ですので、地価と所得、両方が県内で高い数字を記録しいることがこのエリアの高い課税割合、課税額を作っていると考えられます。

3-1-2.緑区・市原市

千葉市の南部にある緑区と隣接する市原市、それに中央区の一部を含めたのが千葉南税務署の管轄となっています。緑区は若い世代の割合が多く、市原市は製品出荷額が全国2位という工業都市として発展しており、性質が大きく異なる2つの地域から成り立っています。

このエリアの課税割合は7.15%と千葉県の平均割合である8.27%を下回る数字となっています。東京都よりも千葉市のベッドタウンとして機能しているこのエリアは、市原市が県内17位、緑区が市内で最下位という地価です。

緑区は世帯の年齢が低く、地価も同様に低いため相続が起きづらく、課税されてもその金額は低くなりやすいです。一方、市原市は湾岸沿いに工業地帯が形成されており、土地を活用できるエリアが限られていることから地価が低くなりやすく、こうした地価の低さが千葉市周辺で最も低い課税割合を作り出しているのです。

3-1-3.習志野市・八千代市

千葉市の北西部に位置している習志野市、八千代市は千葉市の花見川区、稲毛区、美浜区の一部と合わせて千葉西税務署の管轄エリアとなっています。習志野市は東京湾に面していることから軍事施設が建設されており、現在は跡地などを利用して商業地や住宅地として発展しています。

特に、このエリアに含まれる美浜区の一部には幕張メッセなど、湾岸の主要商業地域が形成されており、習志野市や八千代市も県内で地価が高額なエリアとなっています。このエリアの課税割合は10.46%と、千葉市の中央部とほど同じ割合を示しています。

商業地として人気であることから地価が高額になっているのですが、同時にマンションや新興住宅地として宅地開発も行われています。つまり、都市部と同様の高額な地価の不動産を所有している可能性が高く、それが高い課税割合に繋がっているのだと考えられます。

3-2.湾岸エリア

千葉県内のベッドタウンとして人気なのは東京湾に面した湾岸エリアと内陸部の常磐エリアの2つに分けられます。そこで、まずは特に課税割合が高い湾岸エリアを見ていきましょう。

3-2-1.市川市・浦安市

千葉県内で最も東京都に近く、江戸川区に隣接している市川市と浦安市。どちらも古くから東京のベッドタウンとして機能していましたが、特に市川市は都心部の別荘地としても人気を集めていました。そのため、こうした歴史を持つ地域は現在でも高級住宅街として知られています。

浦安市は東京ディズニーリゾートが建設されており、住みやすさを向上させた住宅地だけでなく観光産業が発展しています。このエリアの課税割合は12.76%で、他の地域を大きく上回る数字となっており、県内で最も高い割合です。

これは市内でも商業が発展しているだけでなく、東京都への通勤率が40%を超えるなど、ベッドタウンの機能が非常に強く現れていることが要因となっています。つまり、ベッドタウンとしての機能の高さが地価を底上げし、都内で高額な所得を受け取っているため、課税割合が一際高くなっているのです。

また、このエリアは1件あたりの納付税額が2,263万6,000円と、課税額でも県内トップのちエリアです。ですので、相続税への対策は必須となる地域であり、少しでも多くの遺産を相続するためにも、早くから相続税へ備えておきましょう。

3-2-2.船橋市

市川市に次いで東京都に近い船橋市。千葉県内では千葉市に次いで2番目に多い人口を擁している中核市です。市内では東京湾を活用した漁業や東京都に近いことを利用した食品加工業が盛んに行われています。特に、商業は県内有数の発展を遂げており、市内の経済活動が活発です。

船橋市の課税割合は9.46%で県内6位と、市川市などとは大きな差が生まれています。船橋市に地価は県内3位と高額なのですが、一方で所得は県内9位とそこまで高くありません。これは東京都から距離があることから通勤率が35%前後であり、都内のような高所得者が少ないのです。

また、船橋市内でも経済活動が活発なため、わざわざ東京都まで通勤しなくても安定した生活が可能です。つまり、船橋市の大きな成長がベッドタウンとして機能を下げてしまった結果、課税割合が低くなっていると考えられます。ただ、相続1件あたりの課税額は1,715万3,000円と高額ですので、面積の広い不動産を所有している世帯は相続税へ十分注意しておきましょう。

3-3.常磐エリア

続いて、東京都に近い内陸部である常磐エリアの相続税の特徴を確認していきましょう。

3-3-1.松戸市・流山市・鎌ケ谷市

東京都に隣接する松戸市を始めとした、千葉県の北西部に位置する鎌ケ谷市や流山市。松戸駅を中心とした商業地が形成されていますが、エリアの大半は住宅地として活用されています。そのため、県内でも特に人口が多いエリアです。

この松戸税務署の管轄エリアの課税割合は10.45%で県内4位の高さを誇っています。このエリアは東京都から距離ができてしまうものの、東京都への通勤率は20%後半~30%後半となっており、ベッドタウンとしての人気の高さを伺わせています。

また、相続1件あたりの納付税額は2,049万6,000円と県内2位の金額です。松戸市の地価は県内5位、流山市は8位、鎌ケ谷市が10位と県内でもトップクラスの高さとなっています。特に、流山市はつくばエクスプレスの開業に伴う大規模な再開発が行われ、県内5位所得です。

ですので、このエリアでは松戸市と流山市が相続税が発生しやすい中心部となり、鎌ケ谷市では発生率がやや落ちると考えられます。ただ、エリアの大半が住宅地であるため相続と密接な関係にあり、どのエリアでも相続税の対策を講じておくことは重要でしょう。

3-3-2.野田市・柏市・我孫子市

千葉県の最北端に位置する野田市、柏市、我孫子市。このエリアは柏市を中心としたエリアとなっており、柏市市内は多くの商業施設が建設され東京都の衛星都市といわれるほど大きく発展しています。

そのため、野田市や我孫子市は東京都だけでなく、柏市のベッドタウンとしても機能している側面があります。このエリアの課税割合は9.84%と県内で5位です。柏市の地価は県内6位と中心としての機能から大きく上昇していますが、野田市や我孫子市はそこまで高額ではありません。

また、所得では柏市とともに我孫子市も高い水準なのですが、野田市だけが大きく下回っています。これは野田市が大きく埼玉県の内陸部に位置していることから東京都への通勤率が低く、面積が広いことから柏市のベッドタウンとしても人気が上がらないことが要因だと考えられます。ですので、このエリアでは柏市と我孫子市を中心に相続税が課税されてます。

3-4.その他の市町村

千葉県の他の地域の課税割合は4%~5%となっており、成田市や佐倉市などのエリアのみが7.29%と高くなっています。また、1件あたりの納付税額はすべての地域が1,000万円を下回っており、課税額もそこまで高くはありません。

これらのエリアは千葉県の東部側に位置しており、東京都から距離が離れているため、ベッドタウンとしては機能しづらく地価が上がらず課税割合などが低くなっていると考えられます。

また、成田市には成田空港があり国際拠点として機能し、さらにこのエリアは東京都にやや近いエリアです。そのため、その他のエリアの中では地価が高くなっており、平均所得も高額な傾向があり、その結果このエリアのみ課税割合が高くなっているといえるでしょう。

4.千葉県の税理士事情

4-1.千葉県の在籍税理士は不足している

千葉県は首都圏の中では申告件数や課税件数が少ないのですが、全国的に見れば多い傾向にあります。千葉県内にある税理士事業所数は830ヶ所、在籍税理士数は2,490名です。事業所1件あたりの対応件数は7.45件、税理士一人あたりの対応件数は2.48件となっており、千葉県内では税理士が不足しています。

特に、関東の他の地域と比べてみると、3番目に多い埼玉県よりも800名ほど少なくなっており、課税件数に比べてみるとより少ないことが分かります。しかし、税理士1人あたりの対応件数が多くなると、それだけ実績や経験を積みやすく実力が高い税理士が多いという見方もできます。

ただし、税理士や税理士事業所の選択肢が少ないため、限られた事業所に依頼が集中してしまい依頼できない可能性もあります。そのため、相続が開始する前から税理士を探しておき、すぐに依頼ができるように準備しておきましょう。

4-2.県西部は東京都の相続税理士でも対応可能

千葉県については、東京都からのアクセスが良いということもあり、相続税申告に関しては、東京都内のかなりの税理士事務所が千葉県西部の都市部も対応エリアとしてカバーしています。そのため、近隣地域に相続税に強い税理士が見つからないようであれば、思いきって東京都の相続税に強い税理士事務所に依頼してみるのも良いでしょう。

ただ、千葉県の場合は土地の利用用途や状況が、宅地、農地、山林、工業用地などさまざまな種類と特徴があるため、もし近隣地域に相続税に強い地元の税理士がいるのであれば、土地勘のある地元の税理士に依頼する方が良いでしょう。