蕨市の相続事情
蕨市は、川口市の一部、戸田市とともに西川口税務署の管轄となります。その相続税データ(令和元年度)を基に解説します。
西川口税務署では申告件数が464件、課税件数は342件です。1件あたりの納付税額が約2,521万円、課税割合は10.49%になります。
西川口税務署の管轄地域は、課税割合は埼玉県の平均10.12%を超えていますので、川口エリアの相続の中心はこの地域であるといえるでしょう。
蕨市の地価事情
(以下、平成28年度データです。)
埼玉県の南東部、川口市の西部に位置している蕨市。全国の市の中では最も面積が狭い市で、人口密度は東京23区を除いた全国の市町村の中で最も高い地域です。以前は東京都23区全体よりも人口密度が高い時もあるほど、多くの人から注目されています。
蕨市の地価平均は約27万4,000円、最も地価が高いのは蕨駅周辺の約25万7,000円です。蕨市は面積が狭いことから、鉄道駅は蕨駅しかありません。しかし、市内のどこからでも簡単にアクセスが可能なため、不自由さを感じさせず、駅周辺は大きく栄えています。
また、蕨駅の東口方面は一部が川口市の市街地と合わさって形成されており、川口市とは密接な関係を築いています。さらに、川口市の西川口駅は蕨市の南部に非常に近いため、蕨市民の交通の足となっています。
そのため、蕨市内でも西川口駅近いところは地価が高い傾向にあります。蕨市は面積が狭いことが、市内の移動のしやすさ、市外の発展した鉄道駅へのアクセスの良さを引き起こし、人口増加が落ち着いた今でも地価は毎年上昇を見せています。
蕨市の税理士事情
地価も所得も高い蕨市では、相続税対策が重要です。その際に、頼りになるのが税理士です。税金のプロフェッショナルである税理士へ依頼して、相続税に備えておきましょう。
蕨市の税理士在籍数は57名です。
ただ、隣の川口市には263名の税理士がおり、川口市の税理士も範囲となってくるでしょう。