故人の財産の調査方法・不動産について

★ お気に入りに追加

故人の財産の調査方法 その1:不動産について

「亡くなった父の財産の調べ方が分かりません、何から手をつけたらよいのですか?」
遺産相続が発生した方から、相続財産の調査の仕方が分からないというご質問をよく受けます。亡くなった方の財産状況を調べる事は、想像以上に大変です。何しろ本人がこの世にいませんから、直接聞く事が出来ません。
相続財産を正確に調査しないと、遺産分割協議すら始める事が出来ないので、早期に着手しなければなりません。
調査すべき項目は大きく分けて次の3点です。

1:不動産財産
2:預貯金・有価証券
3:借金などの負債

今回は、「不動産財産」の調査方法を解説します。

ポイント1:自宅に保管してある書類を徹底的にチェック!

不動産財産は、生前にご家族に知らせないままお亡くなりになられるケースも多く、死後に思わぬ物件を所有していた事が発覚する事もあり、またその評価額も高額なため相続税の発生にも大きな影響が出てきます。

過去の事例でも、亡くなった夫が、残された妻や子供のために投資用物件を内緒で購入して所有していた事もあります。こう言った場合は、亡くなられた方が「団体信用保険」に加入している可能性が高いため、手続をすればたとえローンの残債務があったとしてもすべて帳消しになりますので、残された家族にとっての生活の糧となります。

不動産をお持ちの方は、ご自宅に下記の書類を保管していますので、まずは徹底的に捜索しましょう。
○ 権利書
○ 登記識別情報
○ 固定資産税の納付書又は固定資産税評価証明書

これらが見つからない場合でも、当時の売買契約書や、管理会社との管理委託契約書等から物件の所在を確認する事が出来ます。

ポイント2:登記事項証明書を取得しましょう。

所有していた物件がわかったら、最寄りの法務局へ出向いて「登記事項証明書」を取得します。
これで正式に今現在の所有者が確認出来ます。
万が一この段階で故人の名前が登記されていなかった場合は、過去に相続登記を放置していた可能性がありますので、すぐに税理士など専門家に相談して下さい。

ポイント3:不動産の価値を確認する。

遺産分割協議や相続税を計算する上で、その不動産の価値を確認しておく必要があります。
その最も分かりやすい目安として、「固定資産税評価額」というものがあります。これは、国がその不動産に固定資産税を課税する際の評価額としているもので、不動産の所在地を管轄する市町村役場で簡単に取得する事が出来ます。

なお、これらの情報はすべて個人情報でもありますので、役所に出向く際には、故人との関係性を証明する戸籍謄本、身分証明書等が必要となりますので、必ず事前に役所へ確認しましょう。

この記事が役に立ったらシェアしてください!

GoogleAdsense関連コンテンツ