埼玉県の公示地価と路線価の特徴

埼玉県

公示地価と路線価は相続での土地の評価額に大きな影響を及ぼします。首都東京に隣接する埼玉県の公示地価・路線価は高額になりやすいため、将来の相続税に備えて常に把握しておく必要があります。

埼玉県の公示地価と路線価の特徴について

埼玉県全域の公示地価と路線価についてです。

公示価格は「やや上昇」傾向にある

国土交通省発表の『平成28年地価公示の概要』によると、ここ数年間の埼玉県全域の公示地価は、横ばいからやや上昇傾向にあります。公示地価の概要では、「住宅地」「商業地」「工業地」の3つに分類されいます。

まず、住宅地は、27年度調査と同様に地価変動率は0.0%でした。なお、28年度調査では、調査地点61か所中17か所で上昇しています。これは27年度よりも3地点多く、上昇している地域が増えています。

また、商業地では、0.7%プラスと3年連続で上昇しています。平成27年度よりも0.2%増加しているため、県内のオフィス街・繁華街を中心としてビジネスが活性化していると考えられます。
最後に、工業地ですが、こちらも1.2%プラスと上昇しています。なお、平成27年度は0.5%だったため、1年間で0.7%も上昇していることが分かっています。

このように公示価格は住宅地を除いて上昇傾向にあり、ビジネス・工業を中心として地価が上がっています。

路線価は「上昇傾向」にある

平成28年1月1日時点の路線価について国税庁から発表されていますが、路線価は相続税や贈与税の資産評価に使われる基準価格です。埼玉県内の路線価は公示地価と同様に上昇傾向にあります。

埼玉県全域では平成27年に比べると、0.2%プラスとなっており、3年連続で路線価が高くなっています。上昇要因は人口増加が主な理由として挙げられます。

なお、県内では路線価が下落している地域もあります。これは埼玉県の「南北問題」と言われる現象です。南部は東京都に近いためマンション開発や商業地開発が進んでいますが、東京都から離れる地域ほど路線価の上昇率は悪くなっています。

埼玉県の三都市「さいたま市、川口市、所沢市」事情

埼玉県の三大都市であるさいたま市、川口市、所沢市の地域事情についてです。

さいたま市は関東の玄関口として潤う

埼玉県の県庁所在地があるさいたま市は、大宮駅を中心として商業施設の開発が進んでいます。特に北陸新幹線や北海道新幹線が開業しており、停車駅の1つともなっているので開発が盛んです。

また、京浜東北線。埼京線が通るさいたま市内からは東京都内に通学・通勤をしやすく、主要駅を中心として住宅地も空室率が低水準となっています。地価も上昇傾向にあり、これからもビジネスの拠点や住宅街として埼玉県全体を引っ張っていくこととなるでしょう。

川口市も発展度合いが高い地域になる

川口市も埼玉県内ではビジネス・住宅エリアともに開発が進んでいる地域です。東京に最も近い市であり、住宅地としても魅力的な街と言えます。ただし、公示地価は平成27年度と比べると0.7%マイナスで、上昇率は0.2%にとどまりました。

川口市自体は本社機能を置く企業も多く、財政的にも豊かな地域です。また、政令指定都市になるべく合併も噂されている地域となっています。これからますます発展的なビジネスエリア・住宅エリアになることが期待されます。

所沢市はビジネス拠点・住宅街として発達

さいたま市、川口市に次ぐ埼玉県の都市は所沢市です。高層マンションが立ち並び、住宅街として再開発が進んでいます。西武新宿線・西武池袋線が通り、比較的、都内にも出やすい地域であるため、地価も安定的に上昇傾向にあると言えます。

ただし、川口市と同様に平成28年度は27年度に比べると公示地価は下落しています。所沢市内は人口増加が見られ、安定的に発達してきています。しかし、あと一歩ビジネスとしての魅力などが必要になるでしょう。

その他の市町について(埼玉県南部)

埼玉県内の南部には、三都市以外にも和光市や草加市などがあります。こうした県南部は東京都に近いため、住宅街、あるいはビジネス街として発展している傾向がみられます実際、公示地価を見てもプラスである地域が多く、地域的なブランド価値が高いエリアも多く見られます。

その他の市町について(埼玉県北部)

一方で県北部はいずれもマイナス地域が多く、人口減少に伴う地価下落が見られています。埼玉県内では61地点中42地点で公示地価の下落が見られており、ほとんどが県北部・県西部エリアに該当します。都心部が増加する一方で、郊外エリアにはまだ改善の波及効果は見られていません。

さいたま市にある10区の地域事情について

埼玉県の主要都市であるさいたま市は政令指定都市です。10の行政区が設けられており、1つずつの地域事情について見ていくこととします。

南浦和駅を中心とする「南区」

さいたま市内でも一番多く人口を抱える行政区が南区です。合併前は浦和市であり、中心街として栄えています。高層マンションやビジネスの拠点として栄えている地域として知られています。

東大宮駅・野田駅を中心とする「見沼区」

2番目に人口が多い地域が見沼区です。県営住宅等の開発により人口の増加が著しく、県下でも有数のベッドタウンとして発展しています。ビジネスの拠点として本社機能を置いている企業もいくつか見られます。

浦和駅を中心として栄える「浦和区」

さいたま市内でも有数の高級住宅地として知られるエリアが浦和区です。旧浦和市の中心地でもあり、埼玉県・さいたま市の行政機能も集められています。商業施設も多数建設されており、経済的にも発達した地域です。

宮原駅・土呂駅を中心とした「北区」

さいたま市内で4番目に人口が多いのが北区です。都内にも出やすい地域であり、人口の増加が見られる地域として知られています。

東浦和駅を中心とする「緑区」

埼玉県の有名スポット埼玉スタジアムが建設されている地域が緑区です。再開発計画が進む地域で、今後人口の増加が期待できる地域になっています。なお、年収1,000万円を超える世帯は12%を超えており、高所得者が多い地域ともなっています。

大宮駅を中心とする「大宮区」

さいたま市内随一の商業エリアです。企業の本社機能や交通の要衝としても知られており、駅前を中心として地価が高くなっています。人口こそ市内で6番目ですが、高い経済地域として全国的にも強いエリアとなっています。

岩槻駅を中心とする「岩槻区」

さいたま市内で7番目に人口が多いエリアが岩槻区です。再開発エリアにも指定されており、今後は住宅地や商業地の開発が進んでいくとされています。

南与野駅・北与野駅を中心とする「中央区」

旧与野駅と同じ地域に位置するエリアが中央区です。さいたま市の行政区の中で一番小さい面積です。ただし、さいたまスーパーアリーナや行政機関も立地している行政地域ともなっています。

西浦和駅を中心とする「桜区」

さいたま市内の学生街として知られている地域です。同区内には埼玉大学が立地しており、多くの学生が住んでいます。住みやすい住宅街としても知られているエリアです。

西大宮駅を中心とする「西区」

さいたま市の北西部に位置しているエリアが西区です。駅周辺は住宅地が広がっていますが、区内全体的に田園風景が広がっている地域となっています。

埼玉県の相続税申告・相続税対策は税理士にご相談ください

埼玉県では県南部と県北部によって地域事情が変わってきます。特に高齢化が進みそうな県北部では早い段かで相続対策をしておくことが大事になります。

もし県内で相続が発生して相続税申告が発生した場合、あるいは、相続対策をしておこうとお考えでしたら、なるべく早くに、埼玉県の相続税に強い税理士等に相談をされると良いでしょう。

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