小平市・東村山市・清瀬市・東久留米市・西東京市の相続と税理士事情

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東京 多摩湖

東京都の多摩地域北部、23区とも距離が近い東村山地区。小平市、東村山市、清瀬市、東久留米市、西東京市の5つの自治体が所属している東村山地区には、どのような相続の特徴があるのでしょうか?

1.東村山エリアの相続事情

東村山エリアは東村山税務署の管轄となり、小平市、東村山市、清瀬市、東久留米市、西東京市の5つの自治体の相続が統合したデータとなっています。

東村山地区の相続税の申告件数は1,161件、実際に課税されているのが844件です。相続1件あたりの納付税額が約2,600万円、課税割合は13.25%となっています。

23区外のデータの平均は、1件あたりの納付税額が約2,300万円、課税割が13.80%です。課税割合はわずかに下回っているものの、1件あたりの納付税額は300万円程度上回っています。

また、他の地域のデータと比較してみると、東村山地区のデータは低いわけではなく、ほぼ中位に位置しています。つまり、東村山地区の相続は、23区外の地域のほぼ平均的な相続が起きているという特徴があります。

2.地価の特徴

相続する遺産が高額化する要因となる土地。相続税にも大きく関わっている地価の動向を探ってみましょう。

2-1.小平市

地名のように起伏の少ない平らな地形が特徴の小平市。都心部の住宅不足を解消するために宅地開発が進み、団地や官公庁の宿舎などが建設されたことで、住宅地、特に都市部のベッドタウンとしての色合いが強くなりました。

一方で、傾斜のない土地が広大な敷地が必要な建物の建設に有利なため、工場や大学などの建設も進みました。そして、これらの施設への交通アクセスを強化するために、鉄道が開通したことから、一気に都市整備が進み、駅周辺の整備や区画整理などが盛んに行われています。

小平市の地価平均は約24万円で、最も高額な地域は約46万円です。しかし、この地価が高い地域は国分寺駅周辺と、小平市ではありません。実は、小平市は鉄道などの整備が進んでいるものの、市の南部には他の市の主要駅が建設されています。

その結果、国分寺駅へのアクセスが簡単な地域は地価が高額化しています。ただ、それを含めても小平市では地域による地価の差が少ないため、市内では大きく高騰している地域はありません。

東京 小平

2-2.東村山市

地区の代表的な存在にもなっている東村山市。今では芸人が集まる街としても一躍有名になりました。東村山市は新宿区にある高田馬場駅まで約20分というアクセスの良さから、新宿の発展とともにベッドタウンとして開発が進んでいきました。

特に、自動車での交通網である新青梅街道、鉄道の武蔵野線の建設が発展のきっかけとなり、宅地開発が大きく進んだといわれています。また、多摩湖に東村山浄水場が作られおり、東京都全域の水資源の拠点としての役割も担っています。

東村山市の地価平均は約21万円で、最も高額な地域は約26万円の栄町です。栄町にある八坂と久米川の2つの駅は東村山市の中でも商業地として発展しており、特に久米川は東村山市の経済の中心地にもなっています。

そのため、久米川駅周辺は地価平均が約43万円と市の地価平均を大きく上回っています。その一方で、この2つの地域を抜けば、地価に倍以上の差が現れることはないため、地価が安定しているのも特徴かもしれません。

2-3.清瀬市

多摩地域の北東部にあり、埼玉県へ大きく突き出しているのが印象的な清瀬市。市の形が細長いのが特徴的で、東から西へかけて土地が高くなっています。市全域では住宅地として開発が進められており、昼の人口の方が少ないという代表的なベッドタウンの特徴が見られます。

特に、2010年の調査によると、東京都23区への通勤率は約30%となっており、新宿区や渋谷区などベッドタウンとして機能していることがわかります。また、以前の名残からか清瀬市には大規模な病院が南西部に集中しており、医療の街としても知られています。

清須市の地価平均は約21万円、最も高額な地域は交通の起点となる清瀬駅周辺の約23万円です。実は、清瀬市内にある鉄道の駅は清瀬駅のみとなっており、商業施設などが集中していることから清瀬駅周辺の地価だけ大きく高騰しています。

また、地理の関係上清瀬市の西部には東村山市の秋津駅があるため、清瀬駅周辺に続いて秋津駅周辺の地価が高くなっています。他の地域にも見られたように、清瀬市の地価も一部を除けば比較的横ばいですが、ほぼ全域で2016年よりも地価の上昇が見られる注目の地域です。

2-4.東久留米市

多摩地域の東部に位置し、目黒川と落合川、2つの象徴的な川が流れる東久留米市。西から東へかけて土地が緩やかに傾斜しており、この脱面から湧き出る水が市民に生活にも使われている、東京でも珍しい地域です。

東久留米市には、数多くの大規模団地が形成されており、多くの人が生活をしていました。しかし、近年は一軒家への需要の高さからか、団地が立つ地域の著しい高齢化が進んでおり、市全体でも高齢化が進んでいます。

東久留米市の地価平均は約21万円、最も高額な地域はひばりヶ丘で約27万円です。ただ、ひばりヶ丘は西東京市の地域であり、東久留米市の中ではひばりヶ丘駅にアクセスが簡単な地域の地価が高くなっています。

そのため、実際に東久留米市の中で地価の高い地域となると、東久留米駅周辺が挙げられます。実は、東久留米駅は市の中央部に位置していますが、市内唯一の駅です。そして、東久留米駅から遠い地域は隣接する市の駅に近くなるため地価が高くなり、地域全体の地価はほぼ均一化されています。

2-5.西東京市

練馬区と隣接し、東村山地区の中でも23区と地理的に近い子が西東京市です。保谷市と田無市が合併して西東京市となりました。
西東京市の特徴は、交通網がしっかりと整備されていることです。青梅街道や五日市街道といった道路、西部池袋線と西部新宿線の2つの鉄道路線が、東京都心部への交通アクセスをより手軽にしています。

その結果、都心部までの所要時間が15~20分程度と、短い時間で移動が可能となり、都心部のベッドタウンとして発展を続けてきました。夜間人口と昼間人口の差は約4万人で、昼間人口が大きく減少していることからも、住宅が多い街であることが分かります。

西東京市の地価平均は約30万円、最も高額なのが約33万円の田無です。市の主要駅である田無駅周辺は、再開発によって新しく建設された田無アスタビルや歴史ある時計メーカーのシチズンの本社、工場があることから経済の中心地として地価が高額となっています。

また、主要駅である東伏見、西部柳沢が、それぞれ西東京市2番目、3番目に地価が高額になっています。実は、この3つの地域はどれも西武新宿線の駅となっており、市内では西武新宿線の需要が高くなっている傾向があります。

東京 田無 西東京

2-6.東村山エリアの地価の動向

それでは、5つの市の地価の動向から、東村山地区の地価の動向を探っていきましょう。東村山地区の地価を高い順に並べると西東京市、小平市、東久留米市、東村山市、清瀬市となります。

この中では、西東京市の地価が大きく差をつけていますが、それ以外は差が3万円程度とそこまで大きな差はありません。そして、地域別に見ていった場合でも触れましたが、この5つの市は市内で地価に大きな差が現れず、あまり変わらない傾向があります。

つまり、東村山地区はどの地域も地価が安定しているため、高額な相続税が必要となる危険性はどこも変わらないといえるでしょう。これは、どの地域も都心部へのアクセスが簡単であり、それぞれが重要なベッドタウンとして機能していることが背景にあります。

そして、ベッドタウン=住宅街がメインであるからこそ、東村山地区で生活している人は相続が起きやすく、相続税への対策が重要となっているのです。価格も住宅地にしては高額ですので、相続する遺産も高額化する可能性が高く注意が必要です。

3.東村山エリアの所得と富裕層

続いて、相続税に直接的に関わるもう一つの要素、所得についてそれぞれの市ごとにどのような違いがあるのか見ていきましょう。東村山地区の各市の所得は以下のようになっています。

自治体名納税義務者課税対象所得1人あたりの
課税対象所得
西東京市約9万4,000人約3,600億円約380万円
小平市約8万7,000人約3,300億円約380万円
東久留米市約5万3,000人約1,800億円約340万円
東村山市約6万8,000人約2,300億円約340万円
清瀬市約3万2,000人約1,100億円約340万円

分かりやすく数値化しているため、厳密には異なりますが西東京市と小平市、東久留米市と東村山市と清瀬市の2つのグループに大きく分けられます。この所得の違いは、都心部からの距離によるものだと考えられ、都市部に近いほど所得が高額になっています。

また、地区内で所得がやや安定している傾向があり、所得にもベッドタウンとしての一面が現れています。その市で働く人よりも、働く場所が都心部へ集中しているため、平均所得が均一化しやすいと考えられます。

そして、都心部に近い地域には本社を構える企業が増えるため、市内で働く人の所得が下がりにくくなり、他の地域よりも所得が高額化している可能性があります。東村山地区は全国の中でも上位150の自治体に入る富裕層が集まる地域ですが、特に西東京市と小平市は高所得者がより集中していますので、相続税も注意しなければいけません。

4.東村山の税理士事情

地価や所得が高く、相続税の高額化が予想される東村山地区。相続税対策の鍵を握る税理士事情を、最後に確かめていきましょう。

平成29年時点の税理士数データ
自治体名在籍税理士数
西東京市105人
小平市89人
東久留米市50人
東村山市71人
清瀬市28人

東村山地区の在籍税理士は上記のようになっており、合計すると343名です。東村山地区の課税件数が844件ですので、税理士が不足していることが分かります。これは、都心部に近いことが影響し、現地に事務所を構えなくても対応できるため、東村山地区の在籍税理士数が少なくなっていると考えられます。

そのため、万が一の場合には都心部の税理士へ依頼することも視野に入れながら税理士探しを行いましょう。ただ、東村山地区は今後もベッドタウンとして栄え、再開発などが行われる可能性が高い地域です。

開発の情報や地価の変化を瞬時に感じ取り、土地評価に反映させる力は地元の税理士の方が上手です。より実情に合わせた地価で相続税を計算することが、節税に大きく繋がりますので、相続の開始とともに依頼できるよう、いち早く東村山での税理士探しを始めましょう。

東村山エリアの相続税に強い税理士

【参考】小平市・東村山市・清瀬市・東久留米市・西東京市内の相続関連機関一覧

東村山地区内の相続に関連する各種機関の連絡先一覧をまとめました(2017年9月現在)。ただし、変更される可能性があることをご了承ください。

機関名住所TEL
東村山税務署〒189-8555
東京都東村山市本町1丁目20番22号
042-394-6811
小平都税事務所〒187-8533
東京都小平市花小金井1-6-20
東京都小平合同庁舎内
042-464-0070
西東京市役所
田無庁舎
〒188-8666
東京都西東京市南町5丁目6番13号
042-464-1311(代表)
西東京市役所
保谷庁舎
〒202-8555
東京都西東京市中町1丁目5番1号
042-464-1311(代表)
小平市役所〒187-8701
小東京都平市小川町2-1333
042-341-1211(代表)
東久留米市役所〒203-8555
東京都東久留米市本町3-3-1
042-470-7777(代表)
東村山市役所〒189-8501
東京都東村山市本町1丁目2番地3
042-393-5111(代表)
清瀬市役所〒204-8511
東京都清瀬市中里5丁目842番
042-492-5111(代表)
東京法務局
田無出張所
〒188-0011
東京都西東京市田無町4丁目16番24号
042-461-1130(代表)
東京家庭裁判所〒100-8956
東京都千代田区霞が関1-1-2
案件により異なる
HP参照
東京税理士会
東村山支部
〒189-0014
東京都東村山市本町1-20-27-201
MIKAMI 2001 2階
042-394-7038
東京司法書士会
田無支部
〒189-0012
東京都東村山市萩山町2丁目1番地45
サンパレス202号
042-313-0238
東京弁護士会〒100-0013
千代田区霞が関1-1-3 弁護士会館6階
03-3581-2201
第一東京弁護士会〒100-0013
千代田区霞が関1-1-3 弁護士会館11階~13階
03-3595-8585(代表)
第二東京弁護士会〒100-0013
千代田区霞が関1-1-3 弁護士会館9F
03-3581-2255

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