川崎市中原区、高津区、宮前区の相続と税理士事情

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川崎

 神奈川県の北東部にある川崎市。その中でも北部に位置している中原区、高津区、宮前区の3区。今回は、これら3つの区の相続税や税理士の状況を確かめていきましょう。

1.川崎北エリアの相続事情

神奈川県川崎市の北部にある中原区、高津区、宮前区の3つの区。これらは全て川崎北税務署に管轄となり、相続税のデータも全て統合されたデータとなっています。

川崎北エリアの相続税の申告件数は814件、実際に課税された件数は567件です。相続1件あたりの納付税額は約3,000万円、課税割合は13.43%となっています。神奈川県の平均データでは、1件あたりの納付税額が約2,000万円、課税割合は12.39%です。

平均データと比較してみると、どちらも平均を上回っていることが分かります。また、県内の他のエリアと比べると、川崎北エリアの1件あたりの納付税額は2位、課税割合は6位です。つまり、川崎北エリアの相続として、非常に高額な相続税が課税される可能性が高いことが特徴といえるでしょう。

もともと神奈川県は全国的に課税割合や1件あたりの納付税額が高い県です。その中でも高順位に位置している川崎北エリアは、相続税への対策が欠かせず、準備が重要なエリアです。少しでも多くの遺産を相続するためにも、日頃から相続税に対して関心を持っておきましょう。

2.川崎北エリアの地価の特徴

川崎北エリアの相続税は対策が必須なほど高額です。そこで、どうして相続税が高額なのか、その理由を地価から確かめていきましょう。

2-1.代表的な地域と地価

2-1-1.中原区

川崎市の中央部に位置しており、北東部には多摩川を挟んで東京都と隣接している中原区。東京都の都心部や横浜市へのアクセスが手軽に行える地域であることから、人口、世帯数ともに神奈川県は県の行政区の中で最も多くなっています。

中原区の経済は研究所などの最先端技術を取り扱っている企業が多いのが特徴的です。こうした事業所の数や従事している従業員数は市内で2番目に多くなっています。また、下小田中地区は県内有数のパンジーの産地として古くから盛んに生産されています。

中原区の地価平均は約50万円、地価が最も高額なのは約83万円の武蔵小杉駅周辺です。武蔵小杉駅は区の中心駅であり、周囲には商業施設や企業の工場だけでなく、区役所や図書館などの主要施設も建設された区の中心地域が形成されています。

さらに、東京都や横浜市へのアクセスが手軽なことから利用者が多く、武蔵小杉駅の1日の乗降人数は10万人を超えるほどです。より多くの人が集まる地域だからこそ、大きく市街地が発展していき、現在の形になったのです。

2-1-2.高津区

中原区の北西に位置し、東京都世田谷区と隣接している高津区。区の多くは住宅地として使用されており、住宅街が広く形成されています。一方で、大規模な工場や大型商業施設が建設されており、地域によってさまざまな魅力を見せるのが特徴的な地域です。

特に、高津区は機械や食品を扱う工場が多く建設されており、中小規模の工場は下野毛地区に集中しています。さらに、中原区と同じように、先端技術研究を扱う企業やメーカーなどが多く、これら研究拠点となるかながわサイエンスパークが立てられています。

高津区の地価平均は約33万円、最も地価が高額なのは約48万円の溝の口駅、武蔵溝ノ口駅周辺です。これらの駅は1日の10万人を超える人々が利用している区の中心駅であり、東駅周辺には商業施設が集中して建設されており、区の玄関口となっています。

南口には区役所や税務署、年金機構といった公的施設が多く集まっており、再開発によってバスターミナルが整備されました。さらに、武蔵溝ノ口駅との直通道路が整備されたことで、相互利用の利便性が向上したため、より中心駅としての機能が強くなっています。

2-1-3.宮前区

高津区の西部に位置し、3区の中では唯一東京都と隣接していない宮前区。もともとは農業がメインの産業である町でした。大きく変わったのは、東急田園都市線の開通や東名高速道路のインターチェンジが設置されたことです。

これらをきっかけに急速に人口が増え、都市化が進んでいきました。隣接はしていないものの、東京都内へのアクセスは非常に手軽で、多くの人が東京都心部へ通学・通勤しています。特に、都心部への通学者は非常に多く、区内には高校が1校しかないほどです。

宮前区の地価平均は約27万円、地価が最も高額なのは約33万円の鷺沼駅周辺です。鷺沼駅は宮前区の中心駅として機能しており、周辺には商業施設が多く建設されています。そのため、鷺沼駅周辺が宮前区の商業の中心部になっています。

また、隣駅である宮前平駅周辺には宮前区役所が建てられており、こちらの地域も人気を集めています。宮前平駅周辺は地価平均約32万円で、区内で2番目に地価が高額な地域です。住宅地の多い宮前区ですが、東京都のベッドタウンとして機能が強いためベースとなる地価が高く、こうした地域の特色によって価格が上乗せされ、より高額になってしまうのかもしれません。

2-2.川崎北エリアの地価の特徴

川崎市全体の地価平均は約35万で、実は市という括りの中では県内で最も地価が高額な地域です。そして、3つの区を地価の高い順に並べると、中原区、高津区、宮前区という順となります。

中でも中原区は市の平均を大きく上回っており、市内で最も地価が高額な地域です。県全体の市区町村の中で比較してみても、中原区は県内3位の地価となっており、その高額さが際立ちます。

そのため、中原区の相続では地価に課される税額が高く、それが1件あたりの納付税額にも反映されていると考えられます。また、高津区、宮前区は中原区と比べると地価は低いのですが、県内では上位にランクインするほど高額です。

つまり、川崎北エリアはどこも地価が高く、さらに各地で地価の上昇が見られています。加えて、川崎北エリアの地価は東京都や横浜市のベッドタウンとしての機能がベースになっています。ですので、高い地価が下がりづらく、今後も上昇を続ける可能性があるため、地価の動向は注意深くチェックしておかなくてはいけません。

3.川崎北エリアの年収と富裕層

次は、地価と同じく相続税額への影響が大きい年収の状況を確かめていきましょう。3区の所得については以下のようなデータがあります。

自治体名平均年収平均年収1,000万円以上の比率
中原区621万円11.51%
高津区577万円9.28%
宮前区634万円14.92%

受け取っている年収を高い順に並べると、宮前区、中原区、高津区になります。所得とは違って、年収は各種税金が引かれる前の金額ですので、所得となるとここから低くなります。ですが、全国的に見てもこの年収の金額は非常に高額ですので、川崎北エリアには富裕層が多いといえるでしょう。

また、平均年収1,000万円以上の比率にも注目してみます。中原区と宮前区では10%を超えており、10人1人が1,000万円以上の年収を受け取っていることになります。特に、宮前区は、県内でもトップ10にランクインするほどです。

これらを踏まえてみると宮前区での相続は貯金などの資産へ課税されることが多いでしょう。地価と所得を合わせて考えてみると、どの区も相続税額が高額になる要素を満たしています。そのため、県内2位という非常に高額な相続税額が課されているのかもしれません。

4.川崎北エリアの税理士事情

非常に高額な相続税が課されている川崎北エリア。そこで、相続税対策の大きな味方となる税理士の在籍状況なども一緒に見ていきましょう。

自治体名在籍税理士数
中原区145名
高津区94名
宮前区75名

各区の在籍税理士数は上記のようになっており、合計すると314名です。川崎北エリアの1年間の課税件数は567件ですので、そこまで不足しているとはいえません。ただ、区によって税理士の在籍数は大きく異なっています。

そのため、在籍数が少ない宮前区では、相続の開始前から依頼する税理士を探しておき、開始したらすぐに依頼できるように準備しておきましょう。さらに、依頼できないときのことを考えて、他区の税理士への依頼も選択肢に入れておきましょう。

また、在籍数の多い中原区や高津区では、隣接する東京都や横浜市の税理士へも依頼が行いやすいです。そこで、地元の税理士にプラスして隣接している地域の税理士にも相談できるように準備しておくのが良いでしょう。

川崎北エリアは高額な相続税が課税されるエリアです。そもそも、川崎市や神奈川県全体でその特徴は顕著に現れています。自分には関係ないと思わずに、日頃から相続についてのアンテナを張っておき、適切な相続税対策を講じられるようにしっかりと準備しておきましょう。

川崎市中原区、高津区、宮前区の相続税に強い税理士

【参考】川崎北エリア内の相続関連機関一覧

川崎北エリア内の相続に関連する各種機関の連絡先一覧をまとめました(2018年2月現在)。ただし、変更される可能性があることをご了承ください。

機関名住所TEL
川崎北税務署〒213-8503
神奈川県川崎市高津区久本2丁目4番3号
044-852-3221
(代表)
高津県税事務所〒213-8515
神奈川県川崎市高津区坂戸3-2-1
KSP(かながわサイエンスパーク)
イノベーションセンタービル西棟
044-833-1231
(代表)
川崎市中原区役所〒211-8570
神奈川県川崎市中原区小杉町3-245
044-744-3113
(代表)
川崎市高津区役所〒213-8570
神奈川県川崎市高津区下作延2-8-1
044-861-3113
(代表)
川崎市宮前区役所〒216-8570
神奈川県川崎市宮前区宮前平2-20-5
044-856-3113
(代表)
横浜地方法務局
川崎支局
〒210-0012
神奈川県川崎市川崎区宮前町12-11
川崎法務総合庁舎
044-244-4166
横浜地方法務局
麻生支局
〒215-0021
神奈川県川崎市麻生区上麻生一丁目3-14
川崎西合同庁舎
044-955-2222
川崎公証役場〒210-0007
神奈川県川崎市川崎区駅前本町3-1
NMF川崎東口ビル11階
044-222-7264
横浜家庭裁判所
川崎支部
〒210-8537
神奈川県川崎市川崎区富士見1-1-3
044-222-1315
(代表)
神奈川県司法書士会〒252-0236
神奈川県横浜市中区吉浜町1番地
045-641-1372
(代表)
神奈川県弁護士会
川崎支部
〒210-0007
神奈川県川崎市川崎区駅前本町3-1
NMF川崎東口ビル11階
044-244-5039
(代表)

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