横浜市鶴見区の相続と税理士事情

横浜 鶴見

横浜市の北東部にある、市内の中で最初にできた区である鶴見区。横浜市の都市部や東京都へのアクセスが手軽にできるため、鉄道交通の起点にもなる地域です。では、そんな鶴見区の相続や相続税には、どのような特徴があるのでしょうか?

1.横浜市鶴見区の相続事情

横浜市鶴見区の相続税申告件数は374件、実際の課税件数は271件です。相続一件あたりの納付税額は約2,460万円、課税割合は12.09%となっています。市内の他の区と比べてみると、一件あたりの納付税額と課税割合のどちらも市内では5位という数字でした。

ただし、鶴見区は単独でのデータなのですが、他の地域は2~3つの区が1つの税務署の管轄となっています。そのため、1つの区として考えると鶴見区のデータは非常に高い数字だといえるでしょう。

また、神奈川県の平均的な相続データでは、一件あたりの納付税額は約2,000万円、課税割合は12.39%です。このデータと比較すると鶴見区は課税割合が少し劣っているものの、納付税額では約400万円も上回っています。ですので、1つの区の中だけで県の平均に匹敵するほど高額な相続が発生しやすいという特徴が鶴見区にはありますので、しっかりとした相続税対策が必要な地区になっているのです。

2.鶴見区の地価事情

鶴見区が区内で最も相続税対策が必要な地域ともいえるのですが、どうしてここまで納付税額や課税割合が高いのか、地価から考えてみましょう。

2-1.鶴見区の代表的な地域と地価

2-1-1.鶴見駅周辺

鶴見区の中心駅として機能している鶴見駅。鶴見駅には、東海道本線、鶴見線、武蔵野線、南武線の4線が乗り入れており、貨物と貨客、どちらの鉄道網としても重要なジャンクション駅として機能しています。

特に、鶴見駅からは横浜市や東京の都市部、各区への起点駅にもなっていますので、1日に8万人という非常に多くの人が活用しています。そして、多くの人が集まるからこそ駅周辺には駅ビルや大型商業施設が建設されており、区の商業の中心地域としても人気を集めています。

鶴見駅周辺の地価平均は約40万円で、区内で最も高額な地価の地域です。駅の周囲には区役所や税務署、年金事務所と行った公共施設も建設されているため、商業だけでなく行政の中心地という機能も担っているため、地価が高額になっていると考えられます。

また、駅の東口方面は再開発が行われ、大型駅ビルであるシァル鶴見や超高層マンションでもあるシークレインなどが相次いで建設されています。つまり、鉄道網の起点であることからさまざまなシーンで活用されることが多く、それが現在でも進化を続ける要因にもなっているのでしょう。

2-1-2.鶴見市場駅周辺

鶴見区の北東部に位置しており、川崎市との市境になっている鶴見市場駅周辺。この地位は基本的に住宅地として使用されており、鶴見駅周辺などと比べると、より住宅街としての様相が強く現れている地域です。

特に、大型商業施設なども少ないため、区の中でも特に生活拠点として利用されている地域といえるでしょう。ただ、箱根駅伝の中継所に近いことから、駅伝の開催日などは非常に多くの観光客で賑わう隠れた観光スポットでもあります。

鶴見市場駅周辺の地価平均は約29万8,000円となっており、区内で4番目に地価が高い地域ですが、統計方法などによっては区内で2番目になることもあります。これは、川崎市と隣接していることから、川崎市の一部の地域が統計に加わることが原因です。そのため、鶴見区だけのデータとして見れば、この地価平均が正しいといえます。

また、この地域は車体控除会ったことから大規模な分譲マンションが多く、現在では工場跡地に大規模なマンション地帯や商業施設が建設されています。ですので、以前よりも住宅地としての評価が上がっており、住みやすさの向上とともに地価も上がっていると考えられます。

2-1-3.尻手

鶴見区の北部に位置し、鶴見市場と同じく川崎市と隣接している尻手。この地域は尻手駅を中心とした街並みが作られており、この駅名は地名に由来しているといわれています。ただし、厳密にいうと地名としての尻手は鶴見区にあるものの、尻手駅は川崎市にあるという、ある意味逆転した地域となっています。

尻手駅周辺には、飲食店がいくつか建設されていますが、地域の大半は住宅街が形成されています。また、川崎市側の出口のほうに店舗が集中しているため、鶴見区側はどちらかというと落ち着いた印象を抱きやすいかもしれません。

尻手の地価平均は約29万6,000円で、区内で3番目に地価が高額な地域です。尻手駅から横浜市の都市部までの移動は手軽にでき、かつ尻手駅は川崎市の玄関口にもなっています。特に、尻手駅から川崎駅までは一区間しかありません。

つまり、横浜市でありながら川崎市の中心部に近いため、川崎駅周辺のベッドタウンとしての機能もあります。そのため、横浜都市部と川崎市どちらへもアクセスが容易であるという立地条件が優れた生活拠点として人気を集め、こうした利便性が地価にも反映されているのです。

2-2.横浜市鶴見区の地価の特徴

鶴見区全体の地価平均は約30万2,000円で、区内で6位の地価の高さです。そして、横浜市全体の地価平均は約32万4,000円ですので、この平均地価よりも鶴見区の地価は下回っていることがわかります。ですので、鶴見区の地価は区内ではそこまで高額ではないのです。

実は、神奈川県で地価の高さの1、2を争う川崎市と横浜市は都市部になるほど地価が高額になっており、横浜市では50~100万円ほどの地価の場所が多く、中には200万円を超える地域もあるほどです。つまり、横浜市内には飛び抜けて地価が高額な地域があるため、鶴見区の地価が低く見えてしまうのです。

さらに、鶴見区内にはこうした飛び抜けて地価の高いところがないため、地域の平均値としての地価が伸びにくくなっています。ただし、大きく値下がっている地域がなく、全域が区の平均と同程度の地価を記録しています。

これは、鶴見区の中心地から離れると隣接する他市や他区の中心部へ近づくことから、地価の値下がり幅が小さくなっているのです。そのため、地価が安定しており、土地への課税も地域差が少ないと考えられ、全域で相続税への対策が必要になっています。

3.鶴見区の所得と富裕層

次は、鶴見区の所得から相続税の特徴を考えてみましょう。ただし、鶴見区の正確な所得のデータは発表されていないため、今回は市町村別の世帯年収をもとに考えていきます。鶴見区の平均世帯年収は約590万円、世帯年収が1,000万円を超えるのは約9%といわれています。

横浜市全体の2017年の平均所得は403万円ですが、所得の場合は税金など差し引かれた金額ですので、一概に鶴見区の年収のほうが高いとはいえません。そこで、鶴見区の年収を所得に換算して比べてみます。年収600万円の場合、所得に計算し直すと460~490万円です。

そのため、同じ所得で比べてみると鶴見区の所得は平均よりも上回っています。つまり、鶴見区には富裕層が多いといえるでしょう。また、世帯年収が1,000万円以上の世帯の割合は約6%が全国平均となっていますので、ここからも鶴見区には高所得者が多いことが分かります。

ですので、鶴見区は地価が下がりにくく、受け取っている所得が高額なため相続税の課税額が平均よりも高くなっていると考えられます。そして、地価が高いところではマンションが多く建設されているため、土地などの不動産への課税が行われにくいことで、課税割合がやや低くなっているのでしょう。

4.鶴見区の税理士事情

地価や所得が高額な鶴見区では、どの地域でも相続税への対策が重要な区です。そこで、税理士へ依頼し、専門的な知識と技術によって確実に税額を抑えましょう。

鶴見区に在籍している税理士数は120名です。1年間の相続税申告件数が374件、課税件数が271件であることから、やや不足気味だといえるでしょう。神奈川県は横浜都市部にビジネス街が形成されており、その周辺に税理士事務所が多く開設されています。その結果、他の地域に在籍している税理士が少なくなるという影響が現れています。

ですので、地元の税理士事務所を複数尋ねるだけでなく、状況に応じて横浜都市部の税理士事務所も訪ねましょう。さらに、川崎駅に近いため市を越えて信頼できる税理士を探すのも良い選択となります。

ただし、地元以外で税理士を探そうと思うと、情報収集から実際に相談するまで意外に時間がかかってしまいます。そのため、相続が介された直後、もしくは相続が始まる前から税理士を探し始め迅速に相続の手続きを始められるように準備しておきましょう。

横浜市鶴見区の相続税に強い税理士

【参考】横浜市鶴見区内の相続関連機関一覧

横浜市鶴見区内の相続に関連する各種機関の連絡先一覧をまとめました(2018年6月現在)。ただし、変更される可能性があることをご了承ください。

機関名住所TEL
鶴見税務署〒230-8550
神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央4丁目38番32号
045-521-7141
(代表)
神奈川県税事務所〒221-0824
神奈川県横浜市神奈川区広台太田町3-8
神奈川区総合庁舎本館4階
045-321-5741
(代表)
鶴見税務署〒230-8550
神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央4丁目38番32号
045-521-7141
(代表)
鶴見区役所〒230-0051
神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央三丁目20番1号
045-510-1818
(代表)
横浜地方法務局
神奈川出張所
〒221-0061
神奈川県横浜市神奈川区七島町117
045-431-5353
鶴見公証役場〒231-0051
神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央4-32-19
鶴見センタービル202号室
045-521-3410
横浜家庭裁判所〒231-8585
神奈川県横浜市中区寿町1-2
案件によって異なる
HP参照
神奈川県司法書士会〒231-0024
神奈川県横浜市中区吉浜町1番地
045-641-1372
神奈川県弁護士会〒231-0021
神奈川県横浜市中区日本大通9番地
045-211-7707
(代表)

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