富士見市の相続税事情
富士見市は川越税務署の管轄です。川越税務署のエリアは川越市、富士見市、坂戸市、鶴ケ島市、日高市、ふじみ野市、三芳町、毛呂山町、越生町の9つの市町です。これらの市全てが統合した相続税データが公開されています(令和元年度データ)。
川越エリアの相続税の申告件数は1,127件、実際に課税されたのが872件です。相続1件あたりの納付税額は約1,287万円、課税割合が10.27%ととなっています。埼玉県の平均的なデータでは、1件あたりの納付税額は約1,732万円、課税割合は10.12%です。
比較してみると、1件あたりの納付税額は平均よりも下回っており、課税割合はやや上回っています。川越エリアの相続の特徴としては、平均的な税額の相続税が発生しやすい地域であるといえるでしょう。
富士見市の地価事情
さいたま市の西部にあり、昭和の大合併で誕生した富士見市。名前のように市内から富士山がハッキリ見えるのも特徴の1つです。隣接するさいたま市の中央部までが近く、東京都市分へも近いことから、ベッドタウンとしての機能が高い市です。
市内の大半は住宅地として利用されており、大型の商業施設などはあまり見かけません。また、川越市のような多くの工場もありませんので、市全体が落ち着いた住宅街となっています。
一方で、公園が多く建設されており、緑があふれる街並みとなっていることも魅力です。富士見市全体の地価平均は約22万円、最も高額な地域はふじみ野駅周辺の約25万円です。ふじみ野駅は、ちょうど富士見市とふじみ野市の市境にあたる地域です。
富士見市役所も近くに建設されていることもあって、富士見市の中心部として人気の地域となっています。そして、この地域の地価は2016年度と比較して30%以上の上昇が確認されているため、今後も地価の動向に注意が必要な地域です。
川越市の税理士
富士見市の在籍税理士は少なく約30名しかいません。一方、富士見市の近くである川越市には約200名の税理士がいますので、川越市の税理士も探されることも視野にいれると良いでしょう。