群馬県の概要
群馬県は茨城県や栃木県とともに北関東を形成しており、比較的知名度の高い地域が多いのが特徴です。例えば、温泉地として有名な草津温泉、伊香保温泉なども群馬県です。その他、観光地としては子供にも大人気の群馬サファリパークが有名です。
最近では、日本初の官営製糸場として設立された「富岡製糸場」があり、新たな観光スポットとして定着しています。
また、群馬県の高崎市はゴルフの街としても知られており、かなりの数のゴルフ場があるほか、高崎市が運営している市民ゴルフ場もあるほどです。
群馬県は北部、北西部、西部、中部、東部の5つの地域に分類することができ、それぞれに特色があります。例えば農産物の面では、北西部ではトマトや大根、レタス、ほうれん草などの高原野菜の栽培が盛んです。これに対し中部では赤城山を中心に畜産が盛んに行われており、地域によってさまざまな特徴があります。
群馬県は北毛地域、東毛地域、西家地域、中毛地域の4つの地域にわけて経済圏が構築されています。群馬県の県庁所在地は前橋市ですが、昨今の平成の大合併により高崎市が6つの市町村と合併したため、現在群馬県で最も人口が多いのは前橋市ではなく高崎市となっています。
そんな群馬県の、税理士事情や相続税事情はどうなっているのでしょうか。
群馬県の税理士事情
群馬県の税理士事務所件数は389件となっており、栃木県400件、茨城県382件とほとんど同じ水準と言えるでしょう。
群馬県には農地が多く、群馬県内の相続案件には農地がつきものといっても過言ではありません。
農地の評価は一般的な土地とは違い、税理士の経験が必要となります。
群馬県は東京都からのアクセスが良いため、東京の税理士の中には群馬県も対応エリアとしているケースもありますが、実際に依頼するのであれば、都内の税理士よりも群馬県内の税理士の方が農地の相続に詳しい可能性が高いため、できる限り群馬県内の相続税理士に依頼すると良いでしょう。
群馬県の相続税発生データ
平成28年度の群馬県の相続税データです。
税務署名 | 管轄地域 | 申告 件数 | 課税 件数 | 1件当り 納付税額 (万円) | 申告割合 | 課税割合 |
---|---|---|---|---|---|---|
前橋 | 前橋市 | 421 | 333 | 1,306 | 11.92% | 9.43% |
高崎 | 高崎市 渋川市 安中市 榛東村 吉岡町 | 592 | 501 | 871 | 9.74% | 8.25% |
桐生 | 桐生市 みどり市 | 130 | 113 | 2,984 | 5.96% | 5.18% |
伊勢崎 | 伊勢崎市 玉村町 | 254 | 200 | 642 | 10.92% | 8.60% |
沼田 | 沼田市 片品村 川場村 昭和村 みなかみ町 | 70 | 51 | 707 | 5.77% | 4.20% |
館林 | 太田市 館林市 板倉町 明和町 千代田町 大泉町 邑楽町 | 368 | 313 | 737 | 9.26% | 7.87% |
藤岡 | 藤岡市 上野村 神流町 | 71 | 59 | 550 | 8.19% | 6.81% |
富岡 | 富岡市 下仁田町 南牧村 甘楽町 | 63 | 55 | 583 | 5.84% | 5.10% |
中之条 | 中之条町 長野原町 嬬恋村 草津町 高山村 東吾妻町 | 48 | 43 | 789 | 5.47% | 4.90% |
群馬県計 | 2,017 | 1,668 | 1,021 | 9.12% | 7.54% |
高崎市と前橋市で全体の過半数を占める
群馬県内の年間の相続税発生件数を地域別にまとめてみると、群馬県内で一番の人口をほこる高崎市で233件、県庁所在地がある前橋市で172件と全体のおよそ過半数が高崎市と前橋市であることがわかります。
そのほかでは、館林市の129件が若干多めではありますが、あとはすべて100件を下回る水準にとどまります。
相続税申告を税理士に依頼するなら、お早めに探しはじめることをお勧めします。