遺産財産を残さない生き方!究極の相続税対策の極意とは?

財産を無くす

財産を使い切るのが究極の相続税対策

日本は第二次世界大戦後、経済的・精神的に大きな傷を負いながらも多くの人の努力により目覚ましい成長を遂げました。

今や世界のトップを争う経済大国であり、多くの財産を手にした人も数多くいます。努力して財産を築くことは素晴らしいことですが、誰も死後にその財産を持っていくことはできません。配偶者や子供たちに遺産をどう分けるかが大きな問題となってきます。

自分の財産のことで家族が争いになるのは誰でも避けたいもの、そのための対策として遺言を書いたり、家族と財産について話し合ったりと、終活の一環として相続の準備を検討されている方もいらっしゃるでしょう。

実は、究極的な相続対策として、財産を残さないという生き方があります。そもそも何も財産を残さなければ、遺産相続の争いも起きませんし、残された家族が遺産相続のいろいろな手続きに悩まされることはありません。自分が得たものはちゃんと処分して去っていく、ある意味、きれいにエンディングを迎える生き方です。

財産は、自分の余暇や趣味に使って大いに人生を楽しめば良いですし、慈善団体に寄付することもできます。積極的にお金を使うことで経済にも貢献できて、一石二鳥です。

家族に自分の意思を伝えよう

財産を残さないで生きようと決めたら、まず、家族にその自分の意思を伝えましょう。自分の財産とはいえ、家族が知らないままでお金を使いだしたら心配されますし、一生懸命働いている世代もいますので、まず周囲の理解を得ることが大切です

親の財産を目当てにしている子供たちも中にはいますので、まず、彼らに、財産を残すつもりはないから親の財産には頼らないで生活していきなさいということを伝えます

子供たちは言われた時にはびっくりするかもしれませんが、それが子供たちのためを考えて至った究極的な結論であることをしっかり伝えれば納得してくれるでしょう。なんだかんだで親に甘えようとしてきた子供たちも、親の意思が固いことを知れば気も引き締まり、自分自身で生活の糧を得ていこうという気持ちになります。

また、そのように伝えることで自分の意思がより確かなものになります。自分が今まで努力して積み上げてきたものを取り崩すのは案外勇気がいるものですが、人に伝えることで意思が明確になります。家族の理解を得ることで、お金を使いやすくもなるでしょう。

財産を使おう

さて、財産を残さないためには、決断しただけではダメで、実際にお金を使う必要があります。ひたすらお金をためてきた人にとっては、お金を使うことがまるで無駄遣いのような気分がして、最初は気が引けるかもしれませんが、ここは思い切って使いましょう。

ただし、自分が生きる間に必要なお金をちゃんと確保しながら使うことが大切です。配偶者がいる場合には、配偶者の分も考慮しましょう。

全部一気に財産を取り崩すのではなく、計画を立てて少しずつ確実にお金を使っていきます。自分がいつまで生きるかは誰もわかりませんので、計画するのは難しいところですが、だいたい何歳くらいまではいろいろ楽しんで、何歳くらいからは体力も落ちるから安静しようかと決めて、その際に必要なお金を考えていきます。

計画を立てたとしても将来はどうなるかわかりませんので、あまり細かいところまでは考えずに、大まかに決まっていれば良いでしょう。

何にお金を使うかは人それぞれですが、別荘を買って静かなところで暮らすのもありですし、体力に自信があれば世界一周旅行に行くという手もあります。

何をすればわからない人は、若い頃にやりたくても時間やお金がなくてできなかったことを思い出しながら、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?

最後には寄付を

財産を残さないとはいっても、自分がいつ死ぬかわかりませんので、確実に財産を使い切ることは困難です。配偶者がいれば配偶者の生活分も残して置く必要があります。

そこで、自分が亡くなったら、どこそこの団体に寄付をするという遺言を書いて、遺贈という形で残りの財産を寄付することにしましょう。

寄付先が思いつかない場合は、たとえば、世界の貧しい地域の子供たちを支援するNGO団体や、高校・大学などの母校の基金があります。それぞれの機関では、信託銀行と提携していることが多く、確実に遺贈できるように手続きを行ってくれます。

自分の死後、一部の財産を配偶者が相続する場合は、配偶者が亡くなった後のことも考えて遺贈の手続きをしておきましょう。

参考:遺産を寄付する場合の相続税の非課税特例の要件と注意点

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