1.川西市の相続税事情
川西市は、伊丹税務署の管轄です。伊丹税務署のエリアとしては、隣の伊丹市、川西市、そして猪名川町の3つの市町を含んでいます。これらの地域を合計したデータが発表されています。
(以下、令和元年度データ)
伊丹エリアの相続税の申告件数は458件、実際の課税件数は386件です。相続一件あたりの納付税額は約1,559万円、課税割合は10.60%です。また、兵庫県の平均データによると、相続一件あたりの納付税額が約1,622万円、課税割合は8.67%になっています。
つまり、この2つのデータを比べてみると、伊丹エリアは一件あたりの納付税額は平均よりも下回っていますが、課税割合は上回っていることが分かります。実際に、一件あたりの納付税額が伊丹エリアよりも高いところでも、課税割合は伊丹エリアの方が上回っている地域がいくつかあります。
2.川西市の地価事情
(2018年時点の内容です。)
伊丹市の北東部と隣接し、大阪府との県境となる地域である川西市。鎌倉幕府を開いた源頼朝などの由来の地としても知られている地域です。一時期東京の都市機能を川西市へ移転するということで盛り上がったこともありますが、移転計画は実行されないままなくなってしまいました。
川西市は日本初の飲料水工場を三菱が創設した場所であり、現在の三ツ矢サイダーが生まれた場所でもあります。実は、川西市内には多くの中小企業が本社を創設しており、さまざまな産業が盛んに行われているのも市内の産業の大きな特徴です。
川西市の地価平均は約10万3,000円、最も地価が高額なのは川西能勢口周辺です。川西能勢口駅は、阪急電鉄と能勢電鉄の2線が乗り入れています。そのため、兵庫県の都市部である尼崎市や神戸市と大阪府の都市部、どちらにも手軽にアクセスができ簡単に使い分けられます。
ですので、川西能勢口駅周辺には繁華街が形成されており、多くの人が集まることからこの地域の地価が高額になっています。また、この川西能勢口駅には県道13号線が通っており、自動車交通網の大きな流れの中に位置しています。つまり、鉄道利用者以外にも多くの人が集まりやすいため、再開発による高層マンションも建設され、地価の上昇に拍車をかけているのです。
【参考】川西市の相続関連機関一覧
川西市の相続に関連する各種機関の連絡先一覧をまとめました(2018年6月現在)。ただし、変更される可能性があることをご了承ください。
機関名 | 住所 | TEL |
---|---|---|
伊丹税務署 | 〒664-8505 兵庫県伊丹市千僧1丁目47番地3 | 072-779-6121 (代表) |
川西市役所 | 〒666-8501 兵庫県川西市中央町12番1号 | 072-740-1111 (代表) |
神戸地方法務局 伊丹支局 | 〒664-0881 兵庫県伊丹市昆陽一丁目1番地12 | 072-779-3451 072-779-3452 |
伊丹公証役場 | 〒664-0846 兵庫県伊丹市伊丹一丁目6番2号 丹兵ビル2階 | 072-772-4646 (代表) |
神戸家庭裁判所 伊丹支部 | 〒664-8545 兵庫県伊丹市千僧1-47-1 | 072-779-3074 (代表) |
兵庫県司法書士会館 | 〒650-0017 兵庫県神戸市中央区楠町2丁目2-3 | 078-341-2755 (予約電話) |
兵庫弁護士会館 | 〒650-0016 兵庫県神戸市中央区橘通1-4-3 | 078-341-7061 (代表) |