川口市、草加市、蕨市、戸田市の相続と税理士事情

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川口

埼玉県の南東部に位置し、東京都と隣接している川口市、草加市、戸田市、そして蕨市(以下、川口エリア)。ベッドタウンとしての役割が強く現れるこの地域は、年々人口が増加しています。そんな川口エリアの相続にはどのような特徴が現れているのでしょうか?

1.川口市、草加市の相続事情

埼玉県川口市は人口の多さから2つの税務署に分けられて、相続税のデータが集計されています。さらに、それぞれの税務署には草加市、蕨市、戸田市を合計したデータとなっています。ですので、今回はこれらのデータを使用した川口エリアの相続の特徴を解説します。

川口市の一部と草加市が集計されている川口税務署の相続税申告件数は672件、実際の課税件数は494件です。1件あたりの納付税額は約3,025万円、課税割合は9.24%となっています。一方、蕨市、戸田市が含まれている西川口税務署では申告件数が405件、課税件数は302件です。1件あたりの納付税額が約3,055万円、課税割合は10.01%になります。

2つのエリアを比べてみると、1件あたりの納付税額も課税割合も、西川口税務署の管轄エリアのほうが若干高くなっています。ただし、どちらのエリアも1件あたりの納付税額が埼玉県の平均データよりも上回っています。

特に、西川口税務署の管轄地域は、課税割合も平均を超えていますので、川口エリアの相続の中心はこの地域であるといえるでしょう。つまり、同じ川口市内でも、相続税の課税額や発生率などには差異が現れているといえるため、しっかりと地域の情報にはアンテナを張っておく必要があります。

2.川口市、草加市の地価事情

川口エリアの相続の特徴を、それぞれの地域の地価から考えていきましょう。

2-1.川口エリアの代表的な地域と地価

2-1-1.川口市

埼玉県の南東部、東京都やさいたま市と隣接している川口市。特に、東京都へ張り出すような形となっていますので、都内にある地域よりも都心部に近い地域です。そのため、埼玉都民といわれるような、東京都内への通勤・通学者が非常に多いのが特徴的です。

市の中心駅である川口駅周辺には、商業施設やオフィスビルが立ち並んでおり、多くの人が訪れる人気スポットになっています。さらに、東京都心部に近いことから、ベッドタウンとしての役割も強く、市の大半は住宅街が広く形成されています。

川口市の地価平均は約23万5,000円、最も地価が高額なのは約50万円の川口駅周辺です。川口駅は市の南部に位置しており、都心部に近いことや直通で都心部へアクセスできることから、周辺の地価が上昇しています。

一方で、川口市の西部に位置する西川口駅周辺や蕨市の蕨駅周辺の地価も高くなっており、全体的に西側のほうが地価が高い傾向にあります。この地域は西川口税務署の管轄地域でもあるため、地価が高いことが課税割合まどにも影響を与えているのだと考えられます。

2-1-2.草加市

川口市の東部と隣接し、せんべいが全国的に有名な草加市。人口約25万人という県内6位の人口を誇る都市です。南部では東京都足立区と隣接しており、都市部へのアクセスも手軽に行える地域でもあります。

さらに、川口市と同じように交通アクセスの良さから東京都内への通勤・通学者が多く、ベッドタウンとしての色合いが強く現れています。そのため、市内では住宅街が広く形成されており、人口増加も相まってより住宅街としての特色が強まっています。

草加市の地価平均は約14万円、最も地価が高額なのは約16万9,000円の草加駅周辺です。お草加駅は市の南部に位置し、市の中心駅として機能しています。多くの人が集まるこの駅の周辺は大きく発展しており、地元の人や観光客で賑わっています。

また、地価の分布にも特徴が見られ、東京都に近い南部と遠い北部では、ほぼ同様の価格となっています。加えて、草加市駅周辺などを除けば、どこも一定の地価を記録しています。ですので、地価の地域差が少ないため、どこで生活していても相続税が課税される可能性は変わらないといえるでしょう。

2-1-3.蕨市

埼玉県の南東部、川口市の西部に位置している蕨市。全国の市の中では最も面積が狭い市で、人口密度は東京23区を除いた全国の市町村の中で最も高い地域です。以前は東京都23区全体よりも人口密度が高い時もあるほど、多くの人から注目されています。

蕨市の地価平均は約27万4,000円、最も地価が高いのは蕨駅周辺の約25万7,000円です。蕨市は面積が狭いことから、鉄道駅は蕨駅しかありません。しかし、市内のどこからでも簡単にアクセスが可能なため、不自由さを感じさせず、駅周辺は大きく栄えています。

また、蕨駅の東口方面は一部が川口市の市街地と合わさって形成されており、川口市とは密接な関係を築いています。さらに、川口市の西川口駅は蕨市の南部に非常に近いため、蕨市民の交通の足となっています。

そのため、蕨市内でも西川口駅近いところは地価が高い傾向にあります。蕨市は面積が狭いことが、市内の移動のしやすさ、市外の発展した鉄道駅へのアクセスの良さを引き起こし、人口増加が落ち着いた今でも地価は毎年上昇を見せています。

2-1-4.戸田市

東京都との市境に位置し、蕨市の南部にある戸田市。さいたま市や川口市といった、大都市部と隣接しているのが特徴的な市です。人口は約14万人で県内15位と、そこまで多いわけではありませんが、ここ数年で一気に人口が急増しています。

戸田市では、東京都心部に近いことから印刷所や倉庫などが建てられており、運送業の支店・事業所も多い地域です。こうした市内での経済活動が活発なことに加えて、都心部やさいたま市へのアクセスの良さが人口急増の背景にあると考えられます。

戸田市の地価平均は約22万9,000円、最も地価が高額なのは約25万3,000円の戸田公園駅周辺です。戸田公園駅はバスターミナルなどが整備されていますが、一方で他の市のような発展を見せていません。

実は、戸田市内の駅周辺では大きな繁華街などが形成されておらず、戸田公園駅は市内で最も都心部へ近い駅だからこそ地価が高くなっていると考えられます。また、川口市と隣接している地域では、西川口駅が最寄駅となりますので、こうした地域も地価が高い傾向にあり、相続税には要注意の地域となります。

2-2.川口エリアの地価の特徴

川口エリアの各地の地価を高い順に並べると、蕨市、川口市、戸田市、草加市となります。それぞれ県内の順位を見てみると、1位、6位、7位、14位です。実は、川口市以外の市では、上位を西川口税務署の管轄地域が占めているのです。そして、川口市も西部のほうが地価が高い傾向になります。

この地価の差が、土地への課税が行われやすさに関係し、西川口税務署の管轄地域のほうが課税割合が高くなっていると考えられます。ただし、2つの地域の差は1件あたりの納付税額も課税割合も大きな差はありません。ですので、川口エリアの相続は川口市での相続がメインとなっており、隣接している市の相続によって差が現れていると考えられます。

また、川口エリアは基本的に人口が多いのが特徴で、現在でも人口が増えている地域もあります。つまり、川口エリアはベッドタウンとしての需要は伸び続けており、多くの人から人気を集める地域なのです。

そして、川口エリアは比較的若い世帯が多いため、現在相続とは関係のなくても、今後相続が起きる可能性があります。ですので、関係のない世帯でも少しずつ相続に関する情報を集め、適切な相続税対策を行いましょう。

3.川口エリアの所得と富裕層

地価と同じく相続税額へ大きな影響を与えるのが所得です。そこで、川口エリアの所得の状況から富裕層の分布なども確かめていきましょう。

自治体名相続税の納税義務者数課税対象所得1人あたりの所得
川口市約28万人約9,460億円約338万円
草加市約11万6,500人約3,770億円約323万円
蕨市約3万6,000人約1,210億円約335万円
戸田市約6万7,600人約2,420億円約358万円

川口エリアの所得状況は地価とは違い、戸田市が最も高額な数字となっています。その後、川口市、蕨市、草加市と続いており、地価の高い蕨市の所得は思ったほど高額ではありません。そして、所得の場合も西川口税務署の管轄地域の方が高額なことが分かります。

そのため、所得と地価を合わせて考えると、地価も所得も安定して高い川口市には富裕層が多く生活しているといえるでしょう。加えて、県内5位の高さを誇る戸田市にも富裕層が多いといえます。

また、草加市だけ地価も所得も低いのは、地理的に東京都都心部から遠いからだと考えられます。川口市や戸田市は足立区の西部と隣接していますが、草加市は足立区の北部と隣接しています。つまり、川口市や戸田市は少しだけ東京都都心部に寄っていますので、より需要が高くなり地価や所得も高くなっているといえるのです。

4.川口エリアの税理士事情

地価も所得も高い川口エリアでは、しっかりとした相続税対策が重要です。そこで頼りになるのが税理士の存在です。各種税金を取り扱うプロフェッショナルである税理士へ依頼して、相続税に備えておきましょう。

自治体名在籍税理士数
川口市263名
草加市74名
蕨市57名
戸田市40名

各地の在籍税理士数は上記のようになっており、合計するとエリア内に434名が在籍しています。エリアの1年間の相続税申告件数は1,077件、課税件数が796件ですので、川口エリアの税理士はやや不足気味だといえるでしょう。

また、地域別に見ると交通アクセスの良い川口市に税理士が集まっており、意外にも草加市に在籍している税理士が多いのも特徴です。蕨市や戸田市はやや少ないのですが、各地にきちんと在籍しています。加えて、相続が起きるであろう可能性に合わせた在籍状況となっていることもあり、依頼できないような事態は起きにくいでしょう。

そして、川口市は都心部に近いことから、東京都の税理士へ依頼することも重要な選択肢となります。ですので、通勤などで都心部へよく向かう人などは、東京でも無料相談などを活用して、さまざまな意見や考えを聞き比較しながら、信頼できる税理士を見つけましょう。

川口市、草加市、蕨市、戸田市の相続税に強い税理士

【参考】川口エリア内の相続関連機関一覧

川口エリア内の相続に関連する各種機関の連絡先一覧をまとめました(2018年5月現在)。ただし、変更される可能性があることをご了承ください。

機関名住所TEL
川口税務署〒332-8666
埼玉県川口市青木2丁目2番17号
048-252-5141
(代表)
西川口税務署〒332-8654
埼玉県川口市西川口4丁目6番18号
048-253-4061
(代表)
川口県税事務所〒332-0035
埼玉県川口市西青木二丁目13番1号
埼玉県県川口地方庁舎1階
048-252-3571
(代表)
川口市役所〒332-8601
埼玉県川口市青木2丁目1番1号
048-258-1110
(代表)
草加市役所〒340-8550
埼玉県草加市高砂1丁目1番1号
048-922-0151
(代表)
蕨市役所〒335-8501
埼玉県蕨市中央5丁目14番15号
048-432-3200
(代表)
戸田市役所〒335-8588
埼玉県戸田市上戸田1丁目18番1号
048-441-1800
(代表)
さいたま地方法務局
川口出張所
〒332-0032
埼玉県川口市中青木2丁目19番5合
048-255-4844
(代表)
川口公証役場〒332-0012
埼玉県川口市本町4丁目1番5号
高橋ビル2階
048-223-0911
(代表)
関東信越税理士会
川口支部
〒333-0844
埼玉県川口市上青木3丁目12番18号
SKIPシティA1棟704
048-263-0781
さいたま家庭裁判所〒330-0063
埼玉県さいたま市浦和区高砂3-16-45
案件により異なる
HP参照
さいたま家庭裁判所
越谷支部
〒343-0023
埼玉県越谷市東越谷9-34-2
案件により異なる
HP参照
埼玉司法書士会事務局〒330-0063
埼玉県さいたま市浦和区高砂3丁目16番58号
048-863-7861
埼玉弁護士会〒330-0063
埼玉県さいたま市浦和区高砂4丁目7番20号
048-863-5255
(代表)

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